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いけばな嵯峨御流松瑞会 四人展「虚と実」

いけばな華道「嵯峨御流」の華展を開催しました。

いけばな嵯峨御流松瑞会 四人展「虚と実」

2023年11月10日(金)~11日(土)11:00~17:00



嵯峨御流は、嵯峨天皇を開祖とする華道の一派で、嵯峨天皇が、現在の大覚寺に宮殿を構え、離宮内に造営された大沢池の菊ガ島に自生していた菊を手折り、殿上の花瓶に挿されたことが発祥と伝えられています。嵯峨御流の家伝書、初伝第一巻に、「虚実等分」という教えがあります。あるがままの自然がただ尊いのではなく、人の手を介することで、更なる本質的な美を表現する事こそ、いけばなの本義である」と、江戸時代の華道家 未生斎一甫は「虚実等分」を唱えました。自然のままの花を使う「実」と、乱雑な枝葉を落とす「虚」。

草木の出生である実を失わないように、不要の花葉を取り去り、枝をためて姿を整える「虚」を備えて花瓶に移します。

私たちは、自然のままでも美しい花の命をいただきながら、その花をさらに美しく仕立てるためのお稽古をしております。まだまだお稽古半ばの未熟な私達ですが、出来る限りの心を込めて華展を開催する事に致しました。


2日間でしたが、建物全体を使って、凛とした生花の展示となりました。

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